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“大したことなんだよ、世界にこれだけ多くのものが存在するってことは。”
何が鳴ってい(なく)て、何が聴こえている(わけではない)のか。受動的でしかありえない器官=聴覚が握るペンは、如何なる情景を描(書)くか。日常に闖入する「幻聴のアンビエントミュージック」、また不穏に。
『χορός』第一部「九天不可測」メインテーマ
Compose: 試金
“接吻というのは小狡い。する側とされる側との区別がないのだから。喧嘩や戦争に似ている。起こってしまった以上はしょうがない。とりあえずの調停が置かれたからといって、そこで終わりというわけでもない。”
こうして取り返しがつかなくなる。それは発達せず、ただ生成する。無限に先鞭を持つ「戦場のダンスミュージック」、また新たに。
『χορός』第二部「肉ひしめく円卓」メインテーマ
Compose: 試金
Electric Bass Guitar: 森園
Special thanks: メグリム・ハルヨ
氏の画筆と文筆の類稀なる両刀遣いに、殊に『Orbital Obit』における「思春期と戦争」のイマジネーションに多大なる着想を得て。
“素人の脚が鍵盤を叩く。ぎこちなくおぼつかず、それだけに初山踏みの歓悦に満ちた、恐れ知らずの素人が舞う。”
定番のコード進行にひとひねりの工夫を加えるだけで、音楽はまだまだ豊かになれる。モダン韓国R&Bと80年代英米シンセポップの精髄が奇跡的なバランスで融合した、前後不覚のレトロフューチャー。
『χορός』第二部「肉ひしめく円卓」劇中楽曲。
Compose: 試金
“分不相応な思い上がりを抱いて僻地から来た娘っ子の、夢想も現実も跡形なく踏み砕いて、もはや地を舐めるしかないその姿を眺めながら呼吸する大気は、さぞかし舌に甘いでしょうね。”
我々の知っている「嘘吐きで傲慢な英国」が帰ってきた。享楽を治水する体液の支配者、ここに君臨。
『χορός』第二部「肉ひしめく円卓」劇中楽曲。
Compose: 試金
“来いよ、クソアマ。私に一矢も報いられないお前なんか、波にでもくれてやる。”
体液の支配者、海を越え遥か南欧へ。左右上下の区別なく溶かしまた冷やし固める、往復自在のバイセクシュアルラテン。
『χορός』第二部「肉ひしめく円卓」劇中楽曲。
Compose: 試金